2021-05-08 自然塾
2021年 エコパ自然塾 第2回目
2021年 エコパ自然塾 第2回目
気持ちよく晴れた5月4日、エコパ自然塾第2回目が行われました。去年は残念ながらコロナの影響で開催できませんでしたが、今年はなんとか開催できてよかったです。
今回のテーマは「葉っぱ」。いろいろな角度から葉っぱを見ていきます。
そして第2回目からは「こどもリーダー」を指名します!リーダーにかわって班のみんなをまとめてもらいます。期待してるよ。
凛々しく自己紹介 ↓
こどもリーダー缶バッジをうけとります ↓
オープニングが終わると早速葉っぱにふれます。お茶摘み。「八十八夜」「一芯二葉」などの言葉がでてきました。さらに。お茶を摘む方法も手から機械へと。そんな話を聞きながら摘みました。
今年は葉の生長が早く、すでに硬くなってしまっていて…。一芯一葉でもいいくらい。
手で葉っぱを摘む「茶娘」 かな??
手からハサミへ。このはさみは静岡で生まれたようです。
そしてエンジンがついた機械へ。これも静岡で生まれました。
今日の最後にお茶を飲みますが、今回飲むのは緑茶と(なんちゃて)ウーロン茶。塾生にはウーロン茶を自分の体で作ってもらいます。摘んだ葉っぱを手でもんでキズをつけ、袋の中へ。この中で発酵させます。
お茶が終わると、チョウチョとり。チョウチョも葉っぱを利用する代表的な虫です。そのチョウをとる前に…。「オオムラサキ」の幼虫を見ました。オオムラサキは日本を代表するチョウということで「国蝶」といわれています。残念ながらエコパ周辺にはいませんが、こんちゅう博士の皆さんに準備してもらいました。その幼虫をエノキの木にくっつけて、エコパで育ってもらいます。オオムラサキに幼虫はかわいい顔をしていて、じわりと人気があります。
さあチョウチョとりだ。虫とりは子供の代表的な遊びですが、今日はどれだけとれたでしょうか?
今回は75頭、12種類ほどのチョウチョをとることができました。他に虫をつかまえてきた子もいましたが、ハンミョウやアオマダラタマムシという虫がみつかりました。
午後も葉っぱをめぐる旅です。まずはタラヨウ。字が書ける葉っぱ。
母の日が近いということで、このタラヨウにお母さんへのメッセージを書きました。
当日は秘密にしておいて後日そのタラヨウを送りましが、届いたでしょうか?きれいなままずっと残っているというものではなく、期間限定のお手紙ですがそこがまたいいな。と思っていますが…。
ビオトープにあつまっていると、あやしげな髭の男が。シャーオットシーブミとか名乗っています。
どうやら坊やの行方がわからなくなってしまったお母さんを助けようということで、呼んでもないのに出てきました。
子供たちに手伝ってもらって、坊やの行方を推理しようということらしいです。子供たちは「虫のしわざ」をみつけながら情報を集めていきます。
最終的に見つけたいのは「オトシブミ」。虫の名前です。丸めた葉っぱのなかに一つだけ卵を産み付けるという不思議な行動をする虫です。ここでも葉っぱの登場。本当にきれいに丸めます。
中の様子を見た子供がいました。中には卵が…ではなくすでに幼虫となっていました。
赤い丸の中。分かりにくいですが幼虫がいます。
この丸まった葉の中で成長して、成虫となって出てきます。
子供たちが活動中、お母さんにはお茶の仕上げをしてもらいました。子供たちが発酵させたお茶の葉をゆっくり乾かしていきます。こんがりなったところで出来上がり。どんな味がするでしょうか。
最後にお茶会。緑茶とウーロン茶のちがいを見て!色もちがいますが、味もちがいます。
緑茶もウーロン茶も紅茶も同じチャノ木からつくります。そんな話や今日のことを思い出しながら振り返り。
今日は「葉っぱのふしぎをめぐる旅」でした。