2023-05-12 自然塾
エコパ自然塾 2回目
2023年 エコパ自然塾 2回目
5月7日、GWの最終日にエコパ自然塾の2回目がおこなわれました。雨でした…。エコパ17年前、エコパ自然塾がはじまってから、この5月の自然塾で雨に降られたことはありませんでしたが、とうとう雨に降られてしまった…
まあ、天気はどうにもならないのでがんばっていきましょう。
最初は「お茶」です。5月2日が「八十八夜」。節分からかぞえて88日目の日が八十八夜で、そのころに摘んだお茶の葉が一番おいしいということです。それじゃあお茶摘からやってみようと思いましたが、雨でお茶摘ができないので、そこはすっとばして次行きます。
今日は「緑のお茶」と「茶色いお茶」の2種類をつくります。みんなに手伝ってもらうのは「茶色いお茶」。まずは葉っぱに少しキズをつけます。
茶色いお茶は発酵が必要なので、自分の体温で発酵させます。
体に貼りつけて…
少し時間がたったところで、においを確認。どう?かわった?
緑のお茶は発酵させません。すぐに蒸気で蒸します。
出来上がった2種類のお茶。看板娘が紹介しています。
ちょっと登場した茶娘!
お茶が終わると、オオムラサキとなんちゃって虫とりです。
オオムラサキは国を代表するチョウチョということで「国蝶」といわれています。
ロングの虫とりあみ!
幼虫はエノキの葉っぱだけを食べます。幼虫が食べる植物のことを「食草」とよび、それしか食べることができません。
そんなことを紹介してくれた、劇団自然塾のみなさん。
これがオオムラサキの幼虫です。卵からかえったときは緑色で、冬は茶色になって枯葉の下で冬を越し、春になって脱皮するとまた緑色に戻ります。
いつもはこれから虫とりにでかけますが、今日は紙のチョウをつかまえるなんちゃって虫とりでがまん。
なんちゃって虫とりの結果です。
午後登場したのは、劇団自然塾の「シャーオットシーブミ」年に1度しか見られない、貴重な姿。ストーリーは産んだ子供(卵)がどこかへいったしまったお母さんを助けるというものです。
子供たちも一緒になって探すお手伝い。探しているのは「オトシブミ」。
オトシブミは虫の名前。このオトシブミは1枚の葉っぱに卵を産むと、その卵を葉っぱでくるみます。1コ1コやるんだから、それはすごい労力を使います。
実際のオトシブミを見てみます。
これを1匹の虫がやるんだからすごい!この中心に卵があります。
完成したもの。
親が作成中
劇団自然塾の次は「タラヨウ」です。またあまり聞いたことない単語。タラヨウは木の名前。葉っぱの裏に傷をつけると、そこが黒くなってきます。それを利用して字を書きます。
なにを書いたのでしょうか?
真剣に書いています。
今日のまとめはお茶会です。緑と茶色のお茶。もちろん味もちがいます。
法多山だんごつき。
今年は「木育(もくいく)」がテーマです。お茶もオトシブミもオオムラサキもタラヨウもすべて木がなくてはできません。そんな木と葉っぱのフシギを体験しました。